オーブ弐拾四 さて、雨滴水滴の場合もそうですが、太陽の光だけで撮影した物と、フラッシュを使って 撮影した物の違いについても簡単に書いておきましょう フラッシュと呼ばれる物は、フラッシュバルブ(閃光電球)によるものと、 ストロボ(商標が一般名詞化したもの)とよく呼ばれるエレクトロニックフラッシュの二つに大別されます 現在ではフラッシュバルブは見かけることも少ないですが、極短時間に大光量の光を発生させるという機能に差はありません 基本的にはシャッターが開いている状態で、フラッシュを光らせ、その後シャッターを閉じるようにします フラッシュの発光時間は極めて短いため、写真に写る光の強さはシャッター速度とは関係なくなります 絞りはカメラと被写体までの距離に依存します カメラレンズとフラッシュが近い場合はほぼ正対、フラッシュがカメラレンズから離れている場合でも 適切な角度で埃の反射平面が位置していたら、太陽光の場合と同様に強反射が起こります また、埃に当たる光自体がカメラからの距離の二乗に反比例しますので、カメラから離れた埃の強反射は 太陽光の場合よりもより小さくなります 被写体より離れた背景が写りにくいのも同じ理由ですね あと、事前に肉眼で被写体やら背景やら埃やらがどのように写るかの確認ができない(想像するしかない)のが違いますかね あとは太陽光の場合の応用問題として解けると思います まだつづく