オーブ拾弐 さて、写真に写ろうと思ったら、光はシャッターが開いている間にカメラに飛び込まなければなりません 今、シャッター速度を1/125とし、ある埃の平面である反射面からの反射がカメラに向く回数を秒間8回とし、 カメラから見た反射の持続時間はシャッター速度よりも極めて短いとすると、その反射がカメラに写る 確率は0.064になります 反射の回数を秒間2回とすると、この確率は0.016にまで落ちます また、カメラに感じる光の強さですが、光の量そのものは光源からの距離の二乗に反比例しますし、 反射の持続時間は距離に反比例します 従って、カメラからの距離が倍になれば、カメラに感じる光の強さは1/8になります 嘘ですね 平面反射だから、光の量は距離に反比例すると考えた方が妥当です だから、カメラからの距離が倍になれば、カメラに感じる光の強さは1/4になります つづく